起業セミナーや相談会などに行くと、「ネットでのショップを立ち上げたいです」とか「Webを使っての集客を学びたい」などという一見やる気のありそうな前向きな発言をしているにも関わらず、よくよく話を聞くと「起業したいとは思ってるけど、詳しい事業内容についての具体的なことはまだ何も考えていない」・・・・・・というような人が少なくないような気がします。
これの何が問題であるかというと、気持ちやりそうが先に立つばかりで、肝心の起業時・その後の運営についてのビジョンが全く見えていないからだと言えるからでしょう。
具体的なビジョンをイメージしないままで起業してしまうと、色々な物事を何となくで進めてしまうことから、あとで思わず落とし穴に落ちてしまう確率も高くなります。
理想論よりも、まず第一に「どうして起業したいのか」を考えなければならないのではないでしょうか。
これが曖昧なまま起業してしまうと、運営方針なども揺らぎ、しっかりとした準備のできていない会社となってしまうのではないでしょうか。
現段階で、心当たりのある場合には、以下の項目を参考に起業計画を詰めていくと良いのではないでしょうか。
1.自分の専門分野は何か
2.起業理由
3.顧客設定
4.会社のウリ
5.満足度の設定
6.どうして自身がやるべきと思ったか
これらは、起業を経験して見なければわからないようなものもあり、経験を経て変化していく場合もあるでしょう。
全てを明確に答えられるようにならなければいけないというわけではなく、この質問を問いかけることで、なるべく多くの時間、自分と向き合うという時間を持つというのも大切と言えるのではないでしょうか。
また、こう言った問いかけを癖づけることで、起業後もブレることなくくしっかりと運営していける可能性に繋がると言ってよいでしょう。
すでに成功している起業家の方などの話からインスパイアされるというのも良いでしょう。
成功者の話を聞いたり、本を読んだりすることで、自分では気づかなかった何かが見えてくることもあります。
初めは大変かもしれません。
ですが逃げずにしっかりと向き合うことにより、時間はかかるかもしれませんが身につけることはできるはずです。