これから起業をするにあたっては、例えば起業の形態や社会からのニーズなどを一人であれこれと考える時間ももちろん必要となるでしょう。
それと同時に様々な分野に広い人脈があるに越したことはありません。
当然、起業に関して相談できる仲間と友人が多いほうが、些細な疑問点の解決や、先人からの重要なアドバイスを聞くことのできる機会も大幅に増えるでしょう。
さらに言えば、起業して後のビジネスの拡大という点においても、人脈は人と人とをつなぐ大きな役割を果たすことでしょう。
うまくいけば、人脈をつたって自身が想像もしていなかったビッグなビジネスチャンスを得ることもあるかもしれません。
しかし、人脈作りを遮二無二とにかく進めれば良いというわけではありません。
残念なことに、起業したばかりの人を対象にしたセミナー団体の中には、いわば起業初心者を騙して、情報教材を売りつけたり、マルチ商法に引き込んだりするような団体もあると聞きますから、人脈を作る際の人の選び方にも要注意です。
さらに言えば、書店で売っている「起業入門」を謳う書籍にも注意が必要です。
これらはいわば玉石混淆で、良本に出会うことが出来ればセミナーに並ぶ効果を発揮するかも知れません。
しかし、本を通じては人脈を広げることは出来ませんから、足を動かして実際の起業セミナーや交流会等に参加することをお勧めしたいですね。
また、疎かになりがちな注意点としては、起業セミナーを通じて知り合った起業を志す同志の交流に力を入れすぎてしまい頻繁に会ってしまうことで、あなた自身の起業の志が揺らぎ、目的意識が希薄になるようなこともあってはなりません。
誰一人起業していないのにも関わらず、起業について語るのは不毛と言ってもいいでしょう。