起業することへのハードルがずいぶんと下がりました。
会社で経験を積んだ方が経営コンサルタントとして独立したり、占い好きな主婦が占い師として起業するなんてことも聞きます。
SNSでの自己宣伝が功を奏して、順調に起業家として生きる方も大勢います。
けれど、実は起業が成功するのは5%も満たないという数字が出ているのです。
たった5%に自分が入ることができるのか。
不安が先に立つとやっぱり起業しようとは思わなくなります。
でも、それは思い立ったら吉日とばかりに何の戦略もなしに始めたとか、予備知識もなしに始めた、甘く考えすぎたなど、考えるべきことを放棄した結果だとしたら‥‥‥。
ビジネスプランとしてまず何年計画でやって成功に持っていくのかも考えていないようでは、成功するものも成功しません。
資金面でもそうです。
これから起業しようという人が税金の払い方も知らなければ、月の小遣い帳すら付けていないとなると、不安しかありません。
またどんな人間になりたいのかも再考して欲しいところ。
ただキラキラとした生き方をしたいとか、社長になりたい、人に使われたくないという動機では、起業するのは難しいかもしれません。
「何をやりたいか」「何を世に問いたいか」この二つに答えてみましょう。
世の中に売り出したいモノやアイディアを持っている方なら、それをどのように売っていくかと考えをつなげてください。
「社長になりたい」「キラキラしたい」では、事務所を見栄えの良い場所にするとかバカにされないような家具を買うなど形から入ってしまいがち。
実際にこのような人がいるのが起業の世界。これでは最初にいくら自己資金を持っていても無駄になってしまいます。
資金は家具より自分の「売りたい何か」につぎ込むべきです。