起業をする上で、経営者として覚悟を必要とされるのがリスクマネジメントです。

リスクは、なるべく事前に回避したものですが、不測による危機的な損害を予期なく被ってしまった場合、その後のフォローで、常に最小限にとどめたいものです。どうしても防げなかった危機的損害に関しては、まず、その原因となる要因の特定からはじまり、リスクに関する分析をすることで、第二次的な損害を回避、低減させる効果が考えられます。

リスクマネジメントの必要性は、起業家、経営者にとって、常に求められてきます。

様々な分野の知識を蓄えることも、リスクマネジメントにおける重要課題と言えます。不要なトラブルに巻き込まれるようなことも、予め知識を蓄えることで避けることができるからです。例えば、皆さんが、起業したカフェ店のオープンをお知らせするチラシを作成したとします。チラシには、皆さんの店舗の開店を紹介する文章や写真でお客様の興味をもたせたいですよね?そんな時に、カフェの手作り野菜ジュースを毎日飲んだらアトピーが改善しました!さらに、飲み続けていると全く風邪をひかなくなった!といったような、食品や飲料の健康増進効果について、おおげさな表示や、誰にでも同じように効果あるように誤認させてしまう、おおげさな表示は禁止されています。これは、法律の健康増進法の中で、そのようなおおげさな表現、表示は法律違反であるときちんと記載されています。チラシの作成時に、そのような禁止事項があるとは、知らなかったと言えば済むことではありません。内容によっては、訴訟などに発展し、大きなトラブルを抱え込むことも考えられます。起業家にとっては、いかなる時もリスクを覚悟しながら、リスクマネジメントを怠らないことが最も重要です。常日頃から、様々な分野への知識の開拓の手を緩めてはいけません。