在職しながら起業は許されるのでしょうか?

皆さんの所属する企業や会社の就労規則や労働契約書の記載事項を確認しましょう。

国が取り組む「働き方改革」の推進で、会社側がルールを改訂するといったケースも増えつつあります。在職しながらの副業、兼業を解禁する企業の営みが、メジャーと呼ばれる日も近いかもしれません。

在職しながらの副業、兼業や起業をマイナーと捉える方々も多くいるかもしれませんが、幅広い目で見ていくと、例えばですが、都内で電気機器を扱う某有名メーカーに務めるA男さんが、有給を利用して田舎の田植えや稲刈り時に、農業を手伝う形で兼業するといった話はめずらしいことではありません。副業する兼業するということは、社内ルール上では、違反に値するかもしれませんが、ある程度の範疇の個人的な活動は、許容範囲とみなし、お互いの話し合いにより許可を出す企業もあれば、大目にみるということで黙認する会社もあることは確かです。在職する社に損害を与えるような行為は慎むべきですが、自身が興味をもち、自身の意志の上で起業などに挑むことは、皆さんの生き方を豊かにする可能性は大いに秘めています。もちろん、自己責任の範疇での行動になります。

その他の実例では、家族を代表者として、表向きには自身が関与していない形で、事業を立ち上げる起業家もいるようですが、この場合の注意点は、家族が扶養からはずされてしまう可能性もあるので、そういった場合は、きちんとした計画性と目的意識が必要となります。いずれにせよ、在職する会社の意に反するような行為となる場合は、慎重に活動しょう。念頭に置いておいて欲しいことは、在職しながら起業を夢見ることは、決して悪いことではないということです。