前にも少し触れましたが、信用保証協会とは何でしょうか。詳しく確認していきましょう。信用保証協会とは、信用保証協会法に基づく公的機関です。中小企業が金融機関から融資を受ける際、保証人となってくれる支援をしています。信用保証協会を利用するには、信用保証料がかかります。もし金融機関に返済ができなくなり返済が免除されたとしても、この保証料は払う必要がありますので注意が必要です。保証料に関しては、割引なども含めての料率になります。よく確認して利用しましょう。また、金融機関への返済が早く完済された場合には、信用保証料が返ってくる場合もあります。

では、どのような流れで利用すれば良いのでしょうか。まず信用保証協会と金融機関の両方に申込みをします。信用保証協会が内容や事業計画などを確認、審査の上で保証の可否を金融機関に連絡します。保証が承諾された場合、信用保書が交付され、企業は金融機関から融資を受けることができます。その後は返済条件の通りに、返済をしていきましょう。

原則としては、中小企業が対象の仕組みです。業種によっては資本金や従業員数に違いがあります。例えば製造業は資本金が3億円以下、従業員数が300人以下。卸売業は資本金が1億円以下、従業員数が100人以下の場合です。(この数は発表されている時点のもので変動します。信用保証協会で最新情報を確認してください)ほとんどの商工業で利用できるこの仕組みですが、利用のできない業種もあります。例えば、宗教法人、風俗関連営業、農林・漁業などです。

何にしても、信用保証協会に相談・確認をしてみる必要があるでしょう。無理に使う必要はありませんが、会社によっては大きな助けになりますので検討してみましょう。