貸借対照表は、会社のプラス(資産)と、マイナス(負債)のバランスで成り立っています。

では実際に表を作るとなった時、どのように作成したらいいのでしょう。

 

貸借対照表は、三つの部分から成り立っています。まず左側に資産。右側の上部に負債。右側下部に資本についてを記入します。これは左右で決まっている形になっています。反対にしてしまうと、訳のわからない表が出来てしまいます。貸借対照表は、簿記の基本の形です。必ず間違えないように記入をしましょう。

資産は「現金や有価証券などの流動資産」、「土地や備品などの固定視点」が該当します。

負債は「買掛金などの流動負債」、「長期の借入金などの固定負債」になっています。

資本については「資本金や利益過剰金」が該当します。

これらをきちんと入力することで、作成された日の時点での、会社で持っている財産や借金、過去からずっと繰り越されていた利益額、出資して貰った額が一目で分かり、その合計をしての会社の財政状況がひと目で分かります。

 

実際に仕訳をしていくと分かると思いますが、会計ソフトによっては、明らかに反対の科目として入力されたものにチェックが入る機能もあります。また、間違えて入力したまま進んでしまった場合でも、全く逆の仕訳を入れることで仕訳を削除することのできる「反対仕訳」をすることで対処ができます。

ただし、借方(左側)に負債が入っている場合でも、もしかしたら別の経理担当が反対仕訳を入れて削除をしたという可能性もあります。資産だから左側、負債だから右側と短絡的に見るのではなく、前後を確認して、間違いなく仕訳を行いましょう。