減価償却や資産について述べてきましたが、具体的には何が減価償却資産に該当するのでしょうか。大きく分けると、有形固定資産、無形固定資産、生物の3種に分かれます。一見減価償却をしなさそうなものも該当しますので、中身をよく確認する必要があると言えます。

まずは、有形固定資産についてです。一通り挙げると、エレベーターなどの建物に付随する設備。塀や橋、舗装された道路などの土地の上に定着した建造物。工場などで営業のために使っている製造加工設備。車両で使っているエアコンやカーナビ。他に工場や事務所などで使われる機械や道具。船舶や航空機などが該当します。もちろん他にも多くあり、その種類は多岐に渡ります。大きなものは金額的にも、ほとんどは減価償却資産にあたると言えるでしょう。次に、無形固定資産についてです。例えば特許権や商標権、ソフトウェアなどが該当します。形のないものではありますが、資産になるので注意をしましょう。ホームページなどのWEB上のシステム、コンテンツはこれには含まれません。最後に、意外かもしれませんが生物も含まれます。果樹園の所有する木々をはじめ、繁殖用・農業使役ための牛や馬もこれに該当します。夢のない話にはなってしまいますが、動物園や水族館で所有する動物も、減価償却資産になっています。耐用年数に関しては、魚類が2年、鳥類が4年。その他のトラやライオンなどに関しては8年と言われています。植物は貸付業用のものは2年、その他は15年と言われています。生物に対して耐用年数、という言葉は不適切かもしれませんが、あくまで経理的な観点からの言葉です。その資産の効果がどれだけ及ぶかで算出されていま